一年ぶりの更新になる。
2019年は、公私ともいろんなことがあった。一つ例をあげるならば、30代半ばにして初の上京だ。新宿歌舞伎町から歩いていける場所にも居(ワンルーム)を構えた。
新宿は凄い。いつでも遊びに行けるアミューズメントカジノがいくつもある。いつでも行けると思うと優先順位が下がり、まったく行けていないことが目下の悩みであり、本当に自分はカジノゲームやポーカーが好きなのだろうかと、都会の選択肢の多さに自分を見失いそうになっているくらいだ。東京、狂った街と云われるだけある。
そして今、ホーチミンにいる。
年末は忙しいし、正月は飛行機高いし、正月明けは何かと挨拶回りがあるし、月末はいつも通りバタバタしている。この1月中旬くらいが、ちょうど調整が付きやすい。なので毎年この時期にポーカーに出かけているのである。
しかし・・・去年の日記もホーチミンだし、一昨年もホーチミンに来ている。連続ホーチミン日記になっている。タイトルを「もりゃ~ま in ホーチミン~こんなところに日本人~」にでも変えようかと迷うくらいホーチミンが好きな人みたいだ。(実際好きではあるが)
ああ・・・しかも困ったことに泊る予定のホテルも前回と同じなので、恒例のホテルレポートや食レポが前回と前々回とほぼ丸かぶりになる恐れがある。何か面白い出来事やネタになるようなことが起きればよいと心底願う。あ、ポーカーも頑張ります。
さて・・・ポーカー会場につくなり、プロポーカープレーヤーの土川さんに挨拶に伺う。
土川さんは一見、大阪の十三(じゅうそう)とか赤羽にいそうな風貌の労働者顔のおっさんなのだが、昔から巷で有名なポーカープロである。映画「ラスベガスをぶっ潰せ」のモデルになったチームに所属していたり(その頃はブラックジャックのプロ)、最近ではGACKTの師匠としてTV番組などにも出ている生粋の人だ。検索すればいろいろ出てくる。
今回の大会である「Asian Poker Tour(アジアンポーカーツアー。通称APT)のプロモーションなども手がけていて、この大会に参加する日本人の手助けなどしている。大会への参加方法から両替までとりあえず困ったら土川さんに聞くと解決してくれる。
実際、2018年に初めてベトナムに来て、タクシーが止められず家に帰れなくなってくれた時に素晴らしい助言をくれたのも土川さんだ。(2018年の日記を参照)
さっそくブログのネタ不足を補うべく他の面白そうな日本人情報を土川さんに聞く。
前回の日記でデング熱にかかったウェスティンさんは「結石で欠席」、ADさんは火山噴火でマニラから脱出できず右往左往。噴火って漢字、人生で初めて使ったかもしれない。他の人々は後半戦にやってくるらしい。
今の時間は夕方の5時くらい。
今なら、4時に始まった参加費が660万ドン(3万円弱)のDeep Stack Turboというトーナメントが参加できる。
朝6時に起きてほとんど移動で体力を消耗しているのだが、ポーカーをしないという選択肢はない。もちろん参加である。メインイベントを参加している土川さんに別れを告げ、LETSポーカー !
久しぶりの海外の雰囲気。積極的に参加しすぎて、じわじわと減らす。結局、トップペアの時にAAに突っ込んでいくということを2回やってしまい、ショートになり、自然死に近い形で最後を迎える。
45エントリーで8位から賞金。20位というなんとも度し難い順位で終了。もうちょい頑張れないものか。
メインイベントのサテライトもやっていたので、せっかくなので参加。このトナメは順位が確定する前くらいに終了。
気がついたのだか…2ペアとかトップペアが降りれなくなっている。負けてる予感をビンビン感じているのにリバーのビッグベットにコールしてしまう。明らかに下手になっている。これはヤバイ。まじヤバイ。
この日は「やべえ…やべえ…」とぶつぶつ一人で呟きながらホテルに戻って顔を洗って近所の美味しいハンバーガー屋さん(RUSHバーガー)に出かけた。ここは僕がホーチミンの中でも気に入っている店の一つだ。


ハンバーガー屋は見事に白人のおっさんだらけだった。白人のおっさんが一人旅でわざわざベトナムまでやってきて、自分達の主食であるハンバーガーを寂しく食べている姿を見るとなんとも切ない気持ちになるものである。まあ…はたから見れば僕もまったく風景の一部になっているんだろうけど…
明日はメインイベントだ!取り敢えず、自分が弱くなってることを自覚して頑張ろうぞ。