APT フィリピン2022年夏 3

日本では三つの台風が合体し、3連休、絶望的な状況というニュースが届く。19日に帰国予定。立っていられないほどの風が吹くという記事も見かけるなか、セブパシフィック航空のサイトを見ると、19日は「スケジュール通り運航」と書いてある。本当なのか。

さあ、今日はチャンピオンシップの二日目だ。僕のメインイベント。

前回の大会では初っ端フロップストレートが完成し、相手のリバーフルハウスに負けてワンハンドで退場した。今回はなんとかダブルアップして息を吹き返したい!

15分前にテーブルに着くが誰もこない。テーブルは変更されており、一昨日最後についたあのアグレッシブなテーブルではないみたいだ。助かった。

ポジションは運悪くアンダーザガンだ。チップがない状態でこれはきつい。ファーストハンドで何かきたら入れるしかないのか。

そして配られるカード。77。ポケット。1000/1500 anti 1500 で自分のチップは2.5万だ。16bb。どうする。どうする。これを見逃すと、BB,SB払うと、5000なくなって、3ハンド目には、もう2万点になってしまう。

ええい、ワンハンドで飛ぼうがツーハンドで飛ぼうが結果は同じ。オールイン。すると後ろの人がスナップコール。QQが出てきた。

さらば20万円。さらばメイントーナメント。結果、今回もワンハンドで負けてしまった。ワンハンマン。

昨日の一生懸命にしがみついていた9時間は一体なんだったのか。

次の15時スタートのオマハもレベル6の時に自然死。5bbくらいになってAKT6で入れるも、相手のQJ98で8を当てられて終了。プリフロップオールインが実らないなぁ。

18時のディープスタックターボにも出場。APTはこうやって負けた人に向けて安めのサイドイベントをたくさん用意してくれるのでありがたい(といっても約2万円もするのだが)。1万点、20分回し。普段慣れているアミューズメントカジノのストラクチャーだ。

レベル1からさっそくAKsだ。そしてレイズインするとオールインが飛んでくる。安いトーナメントは運試しオールインしてくる人が一定数いるので、最初からクライマックスだ。前回KKでAJに負けたことを思い出し、AKが当たりますようにと祈りながらコール。

すると、AAが出てきて、開始5分で終了。うおーー、前回獲得した賞金でリエントリーや!

レベル6までいったりきたりするものの、AQsでQのトップヒットで、またもやAAに負ける。相手のAAに絡みすぎる。ああ、前回の賞金がなかったことになってしまった。

その日はさくっとご飯を食べ、ホテルに戻って仕事とブログを書いて過ごした。なんか、黙々と何時間もずっと文章を書き続けるのは久しぶりで楽しい。

・・・さらに次の日・・・

チャンピオンシップが終わった後、残っている面白い試合は、モンスタースタックだ。3万点持ちの30分回しのゆっくりポーカーができる試合だ。それ以外にもターボイベントが2つほど。

席に座ると、ナチュラル8のバッジとインポーカーASEANチームって書いたプロっぽいのが二人。本大会、二回目の嫌なテーブルだ。最初からってのがキツいなぁ。

現在レベル5。100/200 anti200。そう、皆さんの想像通り、僕はノーポットである。現在の最高ハンドはKQs。微妙なTJとかでも参加しているのだか、実らず。というか、捨てたハンド含めて「いっとけばよかった!」が一つもない。

ぼんやりとみんなが楽しそうにプレイをしているだけ。参加もしていないので、2.6万点ほどでそう大きくも減っておらず。

レベル8。250/500 anti500。

さっきのレベル6くらいに初ポッドを獲得し、ちょびっと動けたのだが、そのあとATが来たのだが、AKに負けて、現在21500点。4時間経過して、プレミアハンドは実らなかったAQのみ。

レベル8の終わりにようやくKKがやってきて、 3万点に戻る。3万500点。原点!

レベル12。1000/1500 anti1500。

現在2.1万点。14bb。レベル8からようやくハンドが入り始めるが、無駄に参加することも多く、チップが増えたり減ったりして、トータルで減った。しばらく来ないと気持ちが焦るし、来すぎるとルーズになるし、塩梅が難しい。

今のレベルで、182人中92名が残ってる。けっこう残ってるし、参加人数多いな。

レベル13。2000/4000。ボタンで77が来たので、2.4万点でオールイン。チップリーダーがA8でコールし、無事にすり抜けてダブルアップ。ようやくオールイン勝負に勝てた。

AQが2本ヒットやKJでブラフキャッチなどをして、7万点まで回復!アベレージに近くなってきた。しかし、そのあと、特に動きがなくレベルだけが上がっていく。

そういえば、同席のナチュラル8の人。ググっても似たような顔がでない。僕を含め、みんなにブラフキャッチされているし、ハンドレンジゆるゆるだし、偽物っぽかった。INPOKERの女性の方もメディアっぽい感じだったし、紛らわしいことこの上ない。

レベル16 1500/3000 anti3000。現在8万点。レベルの上がり方がきつくなってきて、同じところでうろうろしているとすぐにチップ量が心もとなくなってくる。各駅停車のようなチップの増え方をしているようじゃ全然だめだ。

そして、この日はこのレベルで終了。時刻は夜の11時半。2時から9時間もポーカーをやっていたようだ。何も食べていないけど、全然お腹が空いていない。この日もホテルにすぐに戻って寝た。

・・・さらにさらに次の日・・・

レベル17。2000/4000 anti4000。チップ量4.2万点。

ファーストハンド、ボタン、誰もレイズインせず、自分のハンドは33。

これはきっと僕の墓標だ。焦燥感と不安から解放されたいために用意された棺桶なのだ。

何度、ワンハンドで倒れればよいのだろうか。もう騙されないぞ!このルート、今回で3週目だ。ダウン!

すると後ろのSBがオールイン。BBがダウン。「めっちゃいいカードきてさ」とSBがBBにカードを見せてる。OHと肩をすくめるBB。FUと肩をなでおろすボタン。やはり孔明の罠だったか。

ミドルポジションから、同じ10bbくらいの人を狙ってJQsオールイン。スチール成功。少しだけ戻すで88がAJとJJにコールされる。何事もなく、JJが勝利。

31位から賞金獲得で、38位だった。あとちょっとだった、惜しい!

最後はハイパーディープスタックターボに、出場。一万点15分回し。これが最後のトナメだ。ところが、これといった見せ場もなく、サクッと終了。

ううむ。この旅では、一度もセット引きなかった。あと、プレミアハンドでのダブルアップもなかったから、強烈なラッキーはそこまでなかった。

インマネするには、やはりある程度の運も必要というか、ナイスダウンをしているようじゃ、結局勝てないのである。

最後の日くらいはステーキでも食べるか。しかしウルフギャングは敷居が高すぎるし、一人で行くにはもったいない気がする。ふらふらと歩いていると、ワイン2杯がついて、10ozのステーキが1500ペソというキャンペーンをやっている店があった。

なんか、ワインが異様に高くて、どの店も500~800ペソくらいするんだよな。この店でもハウスワイン700ペソと書いてあるから、2杯飲めば、実質ステーキが無料みたいなもんだ。

「アペタイザー、どや?」と大学生みたいな店員が聞いてくるので「たくさんは食べれないいからさ、軽いものなんかあるかい」と適当に店のお勧めを頼む。なんか、つくねを揚げたような謎の肉塊がきた。これといって美味しいわけでもないのだが、もっちゃもっちゃ、と口に運んでいると、ワインが2杯運ばれてくる。一気に持ってくるかーーー。

そして、肉が二枚きた。

え、頼んでないんだけど。先ほどの大学生に「あってる?」と聞くと「うちのプロモーションやで」とそっけない対応。なぜ、アペタイザー勧めてきたし。

10ozじゃちょっと物足りないかも・・・と思っていたら、合計20ozじゃないですか。

久々にやっちまった。英語がちょっと喋れるくらいで調子に乗っていたら、このざまである。デブがデブたる所以を見せたる。単純に食べる量が多いから、太るのだ!

なんとか、ご飯以外は完食。

まるで相手がいたかのようなカモフラージュ

あとはアパートに戻って後片付けとブログの記事でも書いて寝よう。

そして、次の朝、台風で飛行機が日本へ飛ばないと連絡がくる。帰国・・・できない!?

~~もう少し続くのじゃ~~