APTベトナム2020 その2

APTベトナムのトロフィー

どうやって食べればよいのか…

ホテルの近くの地元民しかいないような店にふらりと入った。なんとか麺的な食べ物を頼んだつもりだったのだが…

(写真がぶれて、ごめん)

スープと麺が別々に出されたのである。麺は明らかに焼きそば・ビーフン系ではないく汁を絡ませるタイプの食感だ。

ベトナムにもつけ麺という概念があるのだろうか?スープをすすってみると、めちゃくちゃ熱い。つけ麺的な熱さだ。麺を個別に食べてみると、これはこれで味がする。

かけて食べるのか、別々に食べるのか…。昔、美味しんぼで読んだ「ラーメンライス(スープを口に含ませてラーメンとライスを一緒に咀嚼する系)」的な食べ方を推奨されているのだろうか。わざわざ女性を連れてきて「これが本当の僕の姿なんです!」とか言いながら・・・。

周りを見渡しても似たようなものを食べている人がいない。店員に聞くか。いや…もじもじ&試行錯誤している間に麺を半分食べちゃったんだよな、これが。

結局、ラーメンライス的な食べ方で完食。お腹的には満たされているのだか、気持ち的には若干の消化不良感があり、もやっとしたまま店を後にする。

いつも通りバイクの後ろにまたがり、颯爽とホーチミンの街を駆け抜ける。

ホーチミンは都会だ

これは何度でも口を酸っぱくして言うが、ベトナムに来たら絶対にバイクに乗るべきである。「怖い」「危ない」「太っているから申し訳ない」と皆口々に乗らない理由をあげるが「安い」「早い」「ベトナム満喫感」を一度経験するともう元の車のタクシー戻れない。

今回珍しく僕の説得にてバイクに乗ってくれる人がいた。若い20代の「ぷりにょるた」さんという方だ。若いって素晴らしい。この調子でどんどん布教していきたい。

さて本日からメインイベントだ。このトーナメントのために来たといっても過言でもない。

メインイベントは1時間でレベルが1つ上がる。チップは25,000点。非常にのんびりとしたストラクチャーで、初めてプレイした人の誰しもが「こんなにゆっくりと時間をかけてポーカーなどしたことない!」と感激する。「時間をかけたら実力がでる」を体感できるので、是非、家族友達恋人を誘いこぞって参加してほしいと思う。

テーブルはかなり緩く、3ベットが飛び交う感じでもない。そんなリンプばかりのテーブルなのに、なんとレベル1で二人飛んだ!それもトップペアVS2ペアみたいなハンドで。全然恩恵を受けれていないが、やっぱりトーナメントはレベル1から出るべきなんだなぁと改めて思いました(小並感)。

空いた席に海外常連のFRDさんが隣の席にやってくる。2年ぶりのお会いする。ポーカーの生涯獲得賞金ランキングが載っているhendonmobを見る限り、FRDさんは去年活動をしていないように思える。話を聞くとやはり仕事の関係で2019年は全然ポーカーをしていなかったらしい。

FRDさんは1年間のため込んだ運を使っているのか、30分以内にフロップクワッドを2回引き、フラッシュも3回くらい完成させる。僕にはAA(両方真っ黒)が来るのだが、ボードにハート三枚落ちて、身動きできなくなるなど、なんだか辛い感じのハンドが多い。5時間プレイしていても捨てたカードを含めても一度もフラッシュができていない。この運気の差はどこから来るのだろうか。

レベル6(150/300)でようやくKKが来ていい具合に6000のAKオールインと勝負。無事にゲット。しかし、小競り合いが続き、25,000点~34,000点をずっとうろうろしている。(スタートチップが25,000点)

レベル8(300/500)本日2度目のAA。しかもボードは僕にロイヤルドローがついた。「オールインされても、記念についてってやるかんな!」とチップをテーブルに突き出し、血走った目で睨んでいると、ATのハンドでストレートを完成させていた人が降りてくれた。気持ち大事!

このレベルになると、手が入り始めて、さくさくと勝ち始める。隣のFRDさんも「ようやく運が回ってきましたね!」と喜びを共有してくれる。

「来たか・・・俺の時代が」と調子に乗っていると、AJでKKのセットに頭から突っ込んでしまい、チップの大放出。でもまだまだ致命傷ではない!

また誰かが飛び、その空いた席にアレックスという爽やか青年がやってくる。優勝経験などがある人でなんども顔を見たことがある。

まだまだ自分の時代が来たと思っているので、KJs でオープン。ボタンのアレックスがコール。

フロップ

Jが当たった。僕がチェックするとアレックスがベット3,500。なんか降りてほしそうな感じを受けたので、コール。

ターン

ハートが落ちる。お、フラドロがついた。ここもチェック。するとアレックスが8,500を打ち込んでくる。フラドロもついたし、なんか流れに乗っている気がする!なんか、めっちゃ降りてほしそうな雰囲気でてる気がする。根性コール!

リバー

キングが被った!2ペアになった。でも、もしかするとAJかAKで打ってきている可能性もある。ここは様子を見て、チェック。するとアレックスが15,000とドカンと打ってくる。なんだか嫌な予感がするのだが「せっかくの2ペア・・・」とまるで初心者のように吸い込まれるようにコールしてしまう。

相手はTQのストレート。当ててはいけないKを当ててしまったのである。

ターンでは8割くらいの勝率あったのだが・・・

50,000点以上あった点数は、14,000点程度に・・・。レベル8のDay1が終わりそうな時間でまさかのミス。AJ、AKも想定していたはずなのに。

9時間以上もポーカーを続けていることと、日本時間で夜中の12時で明らかに集中力が落ちていたのではないか。と自分を正当化させようと必死になるのだが、昨日と似たようなミスをしているから疲れとかではないのだろう。

ラスト5ハンド。AQsが来たので、やけくそオールイン。全員降りてくれて、Day1は最終的に17,800点で通過。スタートチップが25,000点なので、Day2から参加したほうがよかったくらいの点数である。なんだかいつも同じセリフを言っている気がするが気のせいだろうか。気のせいだよね。

多くの日本人の方々がDay1を通過して残ったので、皆で食事に行くことに。タクシーの中で隣に居合わせていたFRDさんやマニラの火山噴火から逃れてきたADさん二人に「海外の強い奴らのリバーの強ベットは本物だよ」と諭される。この日はめそめそとレタントンの日本居酒屋で、焼き鳥と刺身を食べたのであった。

つづく(その3へ)