真夏のAPTセブ島編(おわり)

フィリピン

いつもの習慣で朝の9時くらいに目が覚める。昨日(という今日)は4時まで呑んでいたから、数時間しか寝ていないし、頭の芯のところが少しばかり痛い。二日酔いだ。

今日はメインイベントの日である。昨日、頑張って予選を通過したあのメインイベントなのだ。試合は1時から。体調も万全でないし、まだ朝も早いからもう少し寝るか、と二度寝する。

目が覚めたら、昼の2時だった・・・。

アイヤーーーと奇声を上げながら飛び起き、シャワーを浴びる。ここのホテルのシャワーはなかなか安定しておらず、今日は温かくもない水だった。冷たいシャワーの日は運気が悪い気がするぜ・・。

おまけに外はどしゃぶりだ。いろいろ不安になる。

とりあえず、ホテルに着き、遅刻しているにも関わらず、昼ご飯をむしゃむしゃと食べることにした。

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※まあまあ美味しい炒飯。

結局、2時間半遅れで参加したのだが、1時間回しのストラクチャーなので、むしろちょうどよいくらいになったと自分を納得させる。

また土川さんと一緒の席になる。その他に若いプロ日本人の方や大阪の強い人などいるテーブルで、まあまあやりづらそうだ。

それなりにみんな硬く、大きく増えないし減りもしない状況が続く。その後、テーブルが移動になるとチップ量が先ほどのテーブルの2倍はあるようなアクションテーブルで、どんどん人が入れ替わっていく。

しっかり手を絞ってブラファーからとったるでえ、と息を潜めているものの、まったくハンドが入らず、浮上できず。

何にもできないまま、ほぼ原点でDay1が終了した。

次の日、Day2はハンドが入るものの、じわじわ減らされ、A10でプリフロオールインするも、QQに負けて、あっさりと2時間くらいで終了した。ブログに書くネタがないほどにメインイベントはこれといったイベント的ハンドや勝負がなかった。

ううん、暇になったゾ。と、サイドイベントに出場しようとしていると、後ろから声をかけられる。誰ぞ、と思って振り向くと、大阪在住時代に通っていたアミューズメントバーの友人のT先生が立っていた。

聞くと、お盆ということでご家族で旅行に来ているそうだ。ポーカーの試合をやっていることを知らず、普通に旅行に来ているらしい。なんたる偶然か。

試合が始まる前までホテルのロビーで再会のビールをそれぞれ二瓶づつ空ける。T先生もポーカーを打てるので、一緒に試合に出ることになった。

さてサイドイベントはそこそこハンドが入る。酒呑むと、毎回強くなっている気がする。

AAが来たときプリフロオールインでAQに負け(勝率90%もあったのに!)、KKがトップセットになったのにストレート引かれるなど、切ないバッドビートがいくつかあったのだが、それでもよく噛み合い、ファイナルテーブルまで残った。

ショートのA4オールインをAQで受けたら、ストレートが出来て逆転される。カーっとなって22でオールインしたら、いましがた逆転した奴がAAを持っていて、8位で終了した。なんとか今回の旅で初めてのインマネ。余談だが、T先生はレベル4でさくっと飛んでおられた。

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※8位は46400ペソ。まだまだ余裕の赤字である。

その後、イベント11のモンスタースタックも変なブラフをしたらタフコールされて負け、イベント13もスチールに失敗して負けるなど、ミスプレイが続く。最後に出場したイベント15もトップヒットを降りれない下手な人相手にブラフをして負けるなど、後半戦はまったく相手を見ないで自爆ばかりしていた。

負けた日は呑みに行ったり、ホテルに帰って1階にあるコンビニでマウンテンデューを買って部屋にこもっていた。毎日コンビニに行くものだから、顔を覚えてもらっていた。店員さんが笑顔で「アニョハセヨ!」と韓国語で挨拶をしてくれるので、僕も満面の笑みで「アニョハセヨ!」とアメリカ仕込みのイントネーションで返事をする。

ポーカーの方は悲しい結果で終わったけれども、旅としては楽しいものになった。

顔は知っているけど、会話をしたことがなかった方々と今回はそれなりに喋ることができた。最後の方には「もりちゃん!呑みに行くよ!(早々と負けたから!)」とふらりと声をかけてもらえるようにまでなった。この間の韓国大会などでは、無料で配られていたサブウェイのサンドイッチをいくつかもらい、鞄の中にササッと隠し、ホテルに持って帰って一人で寂しく食べていたのとは大違いの状況である。

さて・・・来週はポーカー甲子園で、来月がマカオのレッドドラゴンに出場予定である。

仕事とゲーム(ウィッチャー3とか)と積読がこんもりと溜まっているけど、なんとかやりくりして、頑張っていこう。