MPC24 暇な日(最後)

マカオのホテル

※写真はギャラクシー。

本来ならば、レッドドラゴンのDAY2に出場し、どちらか1人が運悪くインマネしたけど飛んでしまい、そしてしぶしぶ明日の朝の飛行機で帰るはずだった。そんなシナリオをお互いに考えていたに違いない。

それがどうだ。Y氏も僕もマカオの抜けるような青空に目を細め「春だねえ」とぼんやりしている。

Y氏はギャラクシーにキャッシュを打ちに行くと云う。ちなみにギャラクシーには機械クラップスがあり、安い金額でクラップスが遊べる。機械大小をクラップス用にソフトウェアを書き換えたものだ。なので、僕も機械クラップスをするために年下のY氏の後ろに引っ付いてギャラクシーまでついていく。

しかし、キャッシュエリアでウエイティングリストに名前を書くY氏の姿を見ていて、僕も気が変わる。ポーカーしにきているのにポーカーをしないとは何事であるか。

カウンターで無愛想なスタッフに名前をつげウエイティングリストに名前を連ねる。まだ昼の11時半でテーブルそのものが空いていない。まだ時間があるはずだと、Y氏とお昼ごはんを食べに行き、その足で少しだけ機械クラップスを遊ぶ。

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※フードコートで食べた炒飯。可もなく不可もなし。

ちょっとだけ遊んだつもりだったのだが、ポーカーテーブルに戻ると10人既に座っていた。Y氏に聞くと、ほんの数分前にテーブルが空き、人が埋まったらしい。ウエイティングに名前を載せていたのだがと抗議するも近くにいなかったからダメだと突っぱねられる。

仕方ないので、もう一度ウエイティングリストに名前を書く。4番目に名前が呼ばれるみたい。

周りを見回すと、知っているような特徴的な後ろ姿が・・・なでかたポーカー通信のだーしゅさんだ!あまり関東方面のプレーヤーとは交流はないのだが、だーしゅさんはえらい社交的で顔が広いので、京都というローカルプレーヤーの僕とも繋がりがある。

だーしゅさんは若い男の子となにやら楽しそうに喋っている。紹介してもらうと、関東の学生さんのようで、だーしゅさんも会うのは二回目だとか。三人でだらだらと待合のソファで喋っていたのだが、なかなかテーブルが開かない。1時間が経過し、ウエイティングも10人を超えている。テーブルも開けてもいい頃合いだ。

なんとかテーブルは開いたのだが、ぼくらが入りたい25/50ではなく、50/100の少し高い方が開いた。今ならそこに入れると言われるが、ううん、と我々は悩んで辞退。

2時間がたった。

ウエイティングの一番上に学生さん、二番目がだーしゅさん。四番目が僕。最初のテーブルからは1人も脱落者はおらず、未だに我々は待たされる。帰国子女の僕よりも英語が上手いハイスペックなだーしゅさんが文句を言いに行く。すると、テーブルが空いた。でも50/100だった。25/50のウエイティングリストは20人を越え、そうそう簡単には入れない様子を醸し出している。

「3時にディーラーが来るらしい・・・」だーしゅさんがなんとか突き止めた情報に、学生さんが「おれ、何もしていないのにチルってきたかも。12時っすよ。ぼくら来たのは。しかもウエイティング1番だし!」とブルブルと不満に震えだす。まあ大体いつもこんなもんなのだが、聞くたびに違うこと云うスタッフに腹を立てているようだ。

僕はというと、わなわなとサイコロ系ゲームに行きたいギャンブル禁断症状が発生し「ぼ、ぼくはもうだめです!ク、クラップスやってきます!3時少し前に戻ってきますから!!」と言って待合から飛び出した。

こんな口から泡を出した状態で正常な判断が出来るわけなく、ちまちま負ける。そして、なによりも時間が気になって仕方ない。

ポーカーをやるために待った2時間半というサンクコストを無意味なものにしないためには、是が非でもポーカーをしなければいけない。負けを取り戻すためには引いてはいきないという心境に陥っていて、まったくクラップスが楽しめないのだ。

「気になって気になって帰ってきました・・・」うなだれて帰ってきて、だーしゅさんらの近くに腰を落ち着ける。まあ、ウィンでもCODでも大体2時間くらいは待つのが基本なので、あんまりカッカしても仕方がないのだが、いかんせん僕は最初からウエイティングリストに名前を入れていたし、なによりも一緒に来たY氏が座れているという状況がなんともやるせない気持ちになるのだ。

そしてようやく3時になってテーブルが開いた。

待った甲斐があったのか、今日に限って物凄い良いハンドが来る。3時間の間にAK2回。AQ2回。KK1回。QQ2回。セットが2回にフルハウスが2回。フラッシュ1回。ストレート1回。あっという間に5000HKが12000HKまで膨れ上がる。これぐらいの強運が昨日来てきていれば・・・。

4時間たってくらいで集中力も切れてきたので終了。あれから少し減らしたけれども、なんとか6000HKほどは勝つことができ、今回の宿泊費&交通費代は稼ぐことができた。トーナメント代は京都のアミューズメントでとった賞典でまかなえるし、収支はとんとんだ。

小も懲りなく、再び機械クラップスに果敢に挑んでいるとY氏もやってきた。

「おや、やめてしまったのかい?」「はいー。もう8時間もプレイ時間超えて、若干打ち方が雑になってきたのを感じたのでやめましたー。」そんなY氏もなんだかんだプラスらしい。

最終日だし、僕が常々行きたがっているビュッフェに行こうとY氏を誘うと、少食で確実にレーキ負けすることが分かっている彼も「いいっすね、なんだかんだ、一度も行ったことなかったんスよ」と心よく一緒に付いてきてくれるとのこと。素直なええ子やで・・・。

世界の料理が食べれる系のビュッフェに行く。刺し身コーナーがあったので、Y氏と一緒に食べてみようと頼んでみた。

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ざくざくと縦に切られたマグロ、サーモン、あと良くわからない魚の塊がこんもり渡される。大味だし、水っぽいし、心なしか歯ごたえも悪い。ううん、日本の寿司は偉大だわ、と外に出て改めて寿司の良さを再確認する。

なんだかよくわからないが、狂ったように食べモノを胃に押し込んだせいで気分が悪くなる。30になる前はこんなことなかったのに。食べ放題で気分が悪くなるなんて情けない。デブのプライドがずたずたに引き裂かれる。

よろよろと千鳥足でCODに戻り、機械大小を少しやるのだが、調子が悪く大か小を8回連続で外す。結局、クラップスでも負けて、大小でも負けた。ギャンブルで負けた分を取り戻さなくては・・・と、バカラの天才と呼ばれるY氏にお願いして、勝てそうな台を見つけてもらう。

そして、突然人が変わったかのように大金を張るY氏の影に隠れて、最小ベットをいくつか繰り返し、少しだけギャンブルの負けを取り戻した。

こんな感じで、今回の旅はトーナメントも序盤で負け、いつものようにカジノ以外はどこにも出かけることなく終わった。インマネもゼロだ。たった2つしかトーナメントを参加しなかったので、仕方がないといえば仕方がないのだが・・・。去年の暮れあたりからMPCのスケジュールが改悪されて、なかなか多くのトナメが参加できなくなってしまったせいかもしれない。長く2週間くらい滞在すれば大丈夫なのだが、なかなかそんなに長くもいれないしさ。

次回は韓国の大邱市(テグ)で行われるAPT(アジアンポーカーツアー)に参加する予定である。APTはストラクチャーもよく、スケジュールもより多くのトーナメントを遊べるようにユーザーのことを考えられている良いイベントだ。

次こそは初優勝を目指して頑張りたい。では、また!

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